RAMPO
「映画生誕100年・江戸川乱歩生誕100周年・松竹創業100周年記念作品」
といった松竹の記念作品映画『RAMPO』
話題になったのは奥山和由プロデューサーが、完成映画に納得せず自ら撮り直しをしたことで、同じ日に別バージョンで同タイトルの映画が公開とトラブルがあったからでした
実際の所は奥山監督のバージョンは少ない映画館でしか公開されなかったので、両方見た方は少ないと思います
奥山監督は、若手や異業種の監督を抜擢するのが上手く、「RAMPO」の別バージョンを監督した黛りんたろうさんも、NHKのプロデューサーで、映画監督は初めてでした
そして、ビートたけしさんが映画監督業を始めたのも奥山氏の功績です
一方で、北野武監督作品は芸術作品が多く、芸術に興味のない人には退屈なため興行成績が低いのも問題でした
にも関わらず芸術作品を展開していたために社内クーデターが起き、奥山氏は解任となりました
・・・大きな会社から開放された奥山プロデューサーは、その後海外で受け入れられる芸術作品のプロデュースで高い評価を受け、映画雑誌で「世界の映画人実力者100人」に選ばれています
その奥山氏解任の先駆け
『RAMPO』
脚本家の野辺朋史さんがシナリオを担当したそうです
野辺さんのブログに当時の思い出が書かれています
「胡蝶の夢」のようなことが書かれています
有名な乱歩の言葉だそうです
私は江戸川乱歩は全く読んでいません
乱歩の写真ではなく竹中直人さんの写真
・・・・映画のキャストが使われて、豪華なメンバーになってます
どこからこんな金が・・・と思いますが、これも奥山さんの手法
セガが映画にスポンサーとして参加してるので、ゲーム制作も出演者の契約に入ってるんです
ゲームの出演料も映画のスポンサー料から出てると
映画の映像がデモとして使われてるのですが、正直「結構綺麗」な映像です
圧縮率を高くしてサイズを縮めれば当然画質が悪くなり、低くすれば綺麗になります
PSと違ってソフトウェアなので、画質はソフトごとに違います
セットの映像ですが、この映像を取り込んでCGっぽく書き直すことで、動画と操作画面との違いを減らしたそうです
最初の場面では、人間の動きのある映像が、かなり自然に取り込まれています
残念ながら、全ての場面ではなくブルーバックの青い線が出ている場面も多いですが
それでもCGと実写の融合ができてるところは凄い
この画面だけ見ると「夢見館」みたい・・・(このゲームはシステムサコム製ではありません)
ブルーバックのラインが見えますね
天井から覗く
乱歩作品のオマージュだそうです
イメージ的に売れなかったのも仕方ないのですが、売れなかったのが残念なくらいに遊んだ人からは評価されています
シナリオも、江戸川乱歩のイメージを壊さないどころかイメージ通りに猟奇的になっていき
「18歳以上推奨」が伊達ではない内容です
といった松竹の記念作品映画『RAMPO』
話題になったのは奥山和由プロデューサーが、完成映画に納得せず自ら撮り直しをしたことで、同じ日に別バージョンで同タイトルの映画が公開とトラブルがあったからでした
実際の所は奥山監督のバージョンは少ない映画館でしか公開されなかったので、両方見た方は少ないと思います
奥山監督は、若手や異業種の監督を抜擢するのが上手く、「RAMPO」の別バージョンを監督した黛りんたろうさんも、NHKのプロデューサーで、映画監督は初めてでした
そして、ビートたけしさんが映画監督業を始めたのも奥山氏の功績です
一方で、北野武監督作品は芸術作品が多く、芸術に興味のない人には退屈なため興行成績が低いのも問題でした
にも関わらず芸術作品を展開していたために社内クーデターが起き、奥山氏は解任となりました
・・・大きな会社から開放された奥山プロデューサーは、その後海外で受け入れられる芸術作品のプロデュースで高い評価を受け、映画雑誌で「世界の映画人実力者100人」に選ばれています
その奥山氏解任の先駆け
『RAMPO』
脚本家の野辺朋史さんがシナリオを担当したそうです
野辺さんのブログに当時の思い出が書かれています
「胡蝶の夢」のようなことが書かれています
有名な乱歩の言葉だそうです
私は江戸川乱歩は全く読んでいません
乱歩の写真ではなく竹中直人さんの写真
・・・・映画のキャストが使われて、豪華なメンバーになってます
どこからこんな金が・・・と思いますが、これも奥山さんの手法
セガが映画にスポンサーとして参加してるので、ゲーム制作も出演者の契約に入ってるんです
ゲームの出演料も映画のスポンサー料から出てると
映画の映像がデモとして使われてるのですが、正直「結構綺麗」な映像です
圧縮率を高くしてサイズを縮めれば当然画質が悪くなり、低くすれば綺麗になります
PSと違ってソフトウェアなので、画質はソフトごとに違います
セットの映像ですが、この映像を取り込んでCGっぽく書き直すことで、動画と操作画面との違いを減らしたそうです
最初の場面では、人間の動きのある映像が、かなり自然に取り込まれています
残念ながら、全ての場面ではなくブルーバックの青い線が出ている場面も多いですが
それでもCGと実写の融合ができてるところは凄い
この画面だけ見ると「夢見館」みたい・・・(このゲームはシステムサコム製ではありません)
ブルーバックのラインが見えますね
天井から覗く
乱歩作品のオマージュだそうです
イメージ的に売れなかったのも仕方ないのですが、売れなかったのが残念なくらいに遊んだ人からは評価されています
シナリオも、江戸川乱歩のイメージを壊さないどころかイメージ通りに猟奇的になっていき
「18歳以上推奨」が伊達ではない内容です
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