CANOPUS Power Window

日本のPCユーザーで特にDOS/Vユーザーにはなじみの深い会社
カノープス株式会社

周辺機器メーカーなのですが、事業の中心が「画像処理カード」でした
メルコやIOデータは総合周辺機器会社であり、サウンドカードやCPUアクセラレーターも取り扱っていましたが、カノープスはグラフィックカードに力を入れていたのが特徴です

Power Window

というのは、90年代のグラフィックカードのシリーズ名です


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Canopus_PowerWindow_968_PCI.jpg
Wikipediaの画像です

カノープスが人気を集めた理由は、ごく普通に「カードの構成を自社で設計し、高品質な部品を使う」というハイエンドを狙った結果です
そして品質の良さがユーザーの間で広まり、評判が定着したのです
これはドライバも同様で、カノープスのグラフィックカードはカノープスが作った専用ドライバでした
実際に、他社の製品よりも高品質な部品を使い、当時の店舗でも店頭デモで実査の画面を表示させる店が多かったです


2000年代が近づく98年頃になると、グラフィックチップの市場は、ほぼnVidiaとATIの2社の争いになっていきます
(他はS3とビジュアルロジックのPowerVRが数点作った程度)
そうなってくると、カノープスが使えるビデオチップはnVidiaのみ(ATIは他社に販売していません)
カノープスはグラフィックカードの部署をG.I.WORKSと名付けてブランド化し、「PowerWindow」から「SPECTRA」と製品のシリーズ名も変えました

「SPECTRA」シリーズは従来通りに高品質な部品を使い、グラフィックコネクタ部分をドーターボードとしてよりノイズの影響を受けにくくするという設計で、ハイエンドユーザーに限らず人気を博していました

ですが、2003年に状況が一変する出来事がありました
nVidiaが、グラフィックカードの設計とドライバをリファレンスデザイン(nVidia設計基板やドライバ)に限定するという方針に決めたのです
今ではどこのメーカーのグラフィックカードでも、nVidiaなりATIなりでドライバをダウンロードして使えます
この当時からそのような環境になっています


これにより、カノープス社は事業を画像編集にシフトされていきます







2005年には一旦ATI製のグラフィックチップが(AMDによるATIの買収により)他社へも供給されるようになり、グラフィックカード製品が作られましたが、やはりリファレンスデザインであり翌年には新製品は作られなくなりました



カノープス社は、2006年にフランスのトムソン社に買収されましたが、2007年にトムソングループのグラスバレー社の日本法人と合併することになりました(グラスバレー社はアメリカの会社)
2011年にグラスバレー社が独立となり、現在は「グラスバレー株式会社」となってます
現在でも『画像編集機器・ソフトウェア』は看板事業であり、高品質な製品でアマチュアに限らずプロにも好まれる製品を作ってます







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