セガサターンの動画Codec

プレイステーションでの動画は「Motion JPEG」というもので、MDECと呼ばれる再生チップが載っていました
それに対してセガサターンではソフトウェアでの再生だった為、『動画Codec』と呼ばれる色々な再生ソフトが使われています


セガサターンの動画Codec




残念ながら評判が悪かった「Cinepak」
アタリの「JaguarCD」や「3DO」でも使われていました

結論から言ったら、画質を優先して圧縮すれば「パンツァードラグーン」みたいに綺麗な画像になります
初期の物はサイズを優先した結果、画質が悪かっただけです
画面を「4x4」の16分割して、「変化するところのみ別データを作り、変わらないところはそのままにする」という方式です
アニメでのセル画と考え方が近いので、「アニメ絵に向いている」とも言われました
殆どの動画Codecで使われている「DCTアルゴリズム」を使っていないということもあり、「調整が難しい」とか「変換に時間が掛かる」と言われていました
なお、Windowsで初期に使われていた「Video for Windows」もシネパックです




綺麗な画質で名が広まった「TrueMotion」
実はドリームキャストでも使えます

作ったのは「Duck社」という会社なのですが・・・
後に会社の名前も「TrueMotion社」になり、いつの間にか「On2Technology」となり、Googleに買収されました
現在は「VP9」となり「WebM」形式ファイルのCodecへと引き継がれる予定でした
現在でも・・・開発中?
なお、後継の「VP10」が予定されていましたが、さらに後継の「AOMedia1」となりました

実写画像に向いている形式なので、もちろん画像全体が変化していくポリゴン動画にも向いています
圧縮率も高いのですが、逆にセルアニメは苦手なようで変化の少ない部分があると、ぼやけてしまいやすいとのことです
アニメでも「変化の大きい画像」なら問題無いようで採用されている例もあります

あまり知られてはいませんが、WEBで使われていた「Flash」のアニメーションは「VP6」という動画Codecです
Youtubeの動画も初期は「Flash」の形式
つまり「TrueMotion」の後継形式でした




かの有名な「MPEG1」
VideoCDが知られていますし、セガサターンのオプションとして「ムービーパック」も売られていました

ソフトウェアバージョンとハードウェアバージョンがあり、セガサターンのソフトウェアはCRI製です
「CRIーSofdec」という名前でした
また、音声専用で「CRI-ADX」も知られています(「ギレンの野望」が有名ですね)
「ガングリフォン」とか、「クオヴァディス2」とか、ムービーパックの有無で画像が切り替わる物があります
「ルナシルバースター」のMPEG版のように、専用の物もありますが
そして、セガサターンにおいて最も画質が高いのが、「ハードウェア再生のMPEG1」となります

ビデオCDのソフトはあまり見かけなかったのが残念ですね
ガイナックスのアニメで「トップをねらえ」などを見かけはしたのですが、他はあまり・・・
(PC用アダルトソフト売り場には「アダルトビデオCD」がよく売っていましたが)



他にシーズウェアの「ルシッドモーション」という物もあるのですが・・・
シーズウェアのソフトでしか使われていないのでなんとも言えません
「アニメーション」に適してるそうです
そしてシーズウェアという会社は倒産しました
「EVEシリーズ」等の権利は、今でも別の会社が引き継いでいますが・・・・使いやすい他のCodecがあるのでもう日の目を見ることも無いでしょう



今となっては目にしない内容ですが、当時の思い出です

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