PowerVR

「Voodoo」を紹介したので・・・


『PowerVR』


画像が見つからなかった・・・


特徴としては、「Zバッファ」という奥行きの表現を使わないところ
「見える手前の物だけを表現する」ということで、少ないメモリでの描画ができます


「PowerSGL」という専用のAPIを使えば高速で綺麗な描画ができるのですが・・・


バイオハザード Power VR
バイオハザード Power VR

(PowerVR専用バイオハザード)

2D表現は別のビデオカードを使い、ビデオカードのメモリに3Dの画像を描き込む形式です
「Voodoo」と違って相性問題があり、当時の2D表現で人気のあった、MATROXの「Millenium」には使えないという致命的な問題がありました

設計当時はメモリが高く、少ないメモリで3D表現ができることをウリにしたかったようですが、残念ながら作りすぎによりメモリ価格が暴落
「Zバッファ」を使っても問題なくなってしまいました

その後に名前が出てきたのはドリームキャストのグラフィックチップとして採用されてからです


ドリームキャスト本体
ドリームキャスト本体

「DirectX」だけでなく専用APIである「PowerSGL」ももちろん使えるため、ドリームキャストでは「WindowsCE」を使ってる物と使っていない物の2種類が発売されています


PowerVRの3世代目は「KYRO」という名前で販売され、それなりの性能で話題にはなりました
ハードウェアT&Lを使わないなら「Geforce」シリーズに迫る性能を出すことができました(超えはしません)
もちろんハードウェアT&Lに対応しているゲームなら話しにならないわけですが

そうしてPCパーツ市場から消えていった「PowerVR」
ビデオロジック社はイマジネーションテクノロジーとなり、「少ないメモリで3D表現ができる」という長所を活かすために、組み込み製品向けに活路を見いだしました
具体例で言えば携帯電話やタブレット等の携帯端末です

採用されたのはまずは携帯電話
その後APPLEの「iPod」に採用され初めて『ヒット製品』となりました


Apple iPod touch (32GB) - (PRODUCT)RED (最新モデル)
Apple iPod touch (32GB) - (PRODUCT)RED (最新モデル)

もちろん後に「iPhone」にも使われます


その後2011年・・・・「PSVita」のグラフィックスチップも「PowerVR」が使われました
使われた物は第5世代となってます

PlayStation Vita Wi-Fiモデル ブラック (PCH-2000ZA11)
PlayStation Vita Wi-Fiモデル ブラック (PCH-2000ZA11)

「PS3に匹敵する表現ができる」と言われていましたが、「PowerVR」がその一翼を担っていました
その後もIntelのATOMプロセッサのボードで使われたりと、携帯機向けで生き残っていた「PowerVR」ですが・・・
最後の花火が打ち上がったのは「PS CLASSIC」となりました


プレイステーション クラシック
プレイステーション クラシック


現在では、APPLEとの次世代機契約が打ち切られ、イマジネーションテクノロジーも身売り先を捜す状態となってます
「PowerSGL」が使われる機会は全く無く、OpenGLかDirectXが標準
生き残るには「省電力」くらいしか無い一方・・・チップセットやCPUにグラフィック機能が内蔵されることが多くなってます
PCで使われることは「必要性が全く無く」まず無いでしょう
ATOMやARMにグラフィック機能が内蔵されたら・・・・そして可能性が無いわけでも無いのです

第8世代が発表されてもたいして話題にならないのが現実ですね

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