TEKRAM DC-395U  (SCSIカード)

アダプテックのSCSIインターフェイスカードと並んで有名なSCSIカードを作っていたメーカー


テクラム


DC-315U Ultra SCSI Host Adapter
DC-315U Ultra SCSI Host Adapter

アダプテックと違って、コントローラーチップは別のメーカーのチップ(SYMBIOSという会社で今はLSI LOGIC)を使うことで安く価格を抑えていた会社です
「DC-395U」というカードは、初の自社製コントローラーチップを使うことで、性能を追求する方向へ舵を切った製品です

アダプテックのカードと比較してわかるのは「部品の少なさ」
コストダウンを重視していたことがわかります


部品点数が少ないからと言って性能差が大きいわけでは決して無く、充分に実用に耐える性能を出していました


さて、IDE(ATA)規格のハードディスクやCDドライブが出回り、価格で比較してもIDE(ATA)規格の製品の方が安くすむ
そして何より内蔵なのでコンセントを使わない、ということでそちらが主流になるなかで、SCSI製品が根強く売れていた理由とは・・・


一番は安定性です
当時のCD-Rでは「書き込み失敗」ということがありました
「バッファアンダーラン」と呼ばれるエラーで、書き込み速度とデータ転送速度にズレが起きて書き込みデータが無くなり、書き込みできない状態になることで起きます
今ではパソコンの性能があがりそもそも「バッファアンダーラン」自体が起きなくなりましたが、当時は安定してデータ転送ができるSCSIのドライブが「書き込み成功率が高い」として好まれていました
(なお、三洋電機が「BURN-Proof」という技術でバッファアンダーランエラーを開発して他の会社も同様の回避技術を開発し、問題は解決しました)


今ではUSBに取って代わられた外付け周辺機器規格ですが、他にも「ドキュメントスキャナ」(当時はメモリが少なく、通信が安定してないと画像がゆがんだりした)とかプリンタでもSCSI接続のものがありました(こちらは特に必要性のある理由は無い、強いて言うなら繋げることができるから?)


また、日本人になじみの深い「テクラム」の商品に、IDE増設カードがあります
PC98シリーズでは、チップセットのIDE部分が旧式のままだったので、PCIスロットにIDEカードを接続する人が多かったからです
スペックで4倍程度の差があるので、体感速度でも速さの違いを実感できました
やろうと思えばHDDを2台接続してRAIDが組めましたので、結構使った人も多かったと思います

・・・実際に組んだ本人がいいますが、「ATA100の効果は体感できましたが、RAID0の効果は実感できませんでした」
たぶん多少の違いはあったと思うのですが、『実感出来るほど大きなファイルを使っていない』からだと思います
当時の使い方では文書作ったりMP3聞いたり程度ですので

日本人の間ではメルコやIOデータのインターフェースボードの方がなじみが深いかもしれませんが、有名メーカーの一つです
そして、今でも「Windows10 64Bit版」のドライバが提供されています

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